北極圏への旅 その10 最終日ヘルシンキ編

0 0
北極圏への旅
1.JPG3.JPG


昨夜着いたヘルシンキは、夜でなにも見えなかった。


中央駅を出ると、カラードの人々が車のカーステで

音楽を爆音でながしながら騒いでいて、都市感があった。


今回とまったユースホステルは、狭い部屋だけれど

清潔だし、朝から無料のサウナが付いていた。


サウナに多少のトラウマがあったものの

朝サウナを堪能することにする。


サウナの中で旅慣れたスイスから来た叔父さんと

話をしていると、この宿が、彼のフィンランドに来たときの

定宿だそうで、値段のわりにとても良い宿だという話になった。


飛行機の時間は午後なので午前中はこの辺をぶらつくことにした。


ベルギーの街とはちょっと違って、


ヘルシンキの街はロシアの趣を少し感じる。

全体的に硬い?ようなイメージがあって、

その様式の違いが面白い。


IMGP8911.JPGIMGP8913.JPGIMGP8925.JPGIMGP8931.JPG



この旅では、まともに外食をしなかったので

カフェに入ってみたりする。


あまり日本の都市部と、光景や習慣が変わらないので

聞こえてくる会話が、フィンランド語でなければ

都内のどこかで飲食をしているような気持ちになる。


結局早めに空港に行き、チェックインを済ませた。

出国審査の際の担当者が入国の時と一緒という

プチ奇跡があり、それに気づいた無表情な役人の方が

一瞬だけ見せた笑みが素敵だった。



今回も20時間を超える飛行機の旅だ。

今回は飛行機の中でひたすら音源の整理をしていた。

わりとあっという間に上海についた。


しかし、上海での乗り換え時間は4時間くらいしかないのに、

一度税関をでて、チケットを航空会社で発券してもらわなければいけないという

大変な仕事が待っていた。


まず、入国審査では、相当数の旅客がいるのだが

開いているカウンターがその人数に比べてとても少ない。


すべての審査が約30分ですべて終わるようにがんばります


的な看板が大きく掲げられているが

そんなことは全くなく、約1時間以上かかった。


しかも入国の際に、両手の指紋を取られるのだが

カウンターに行く前に一度、セルフで機械でやるのだが

結局カウンターでもう一度やる。

何の意味があるのかさっぱりわからない。

しかも、人によっては、まったくその指紋をとることができず

そのためすごく時間がかかる。

よって審査官は、そのループに嫌気をさし、

仕事を投げやりにやるようになり、旅行者も

不快感をおぼえるという、負のループ。


ようやく、入国審査を終えるも、空港到着からあまりに時間が経っているので

受託荷物をうけとるカウンターで、自分達の乗ってきた飛行機の番号が

モニターに表示されていない。


すごくあせって近くの職員に聞くも

英語が通じないのであきらめ、なんとなく適当に一番奥のカウンターから探すことにする。

すると、幸運にもすぐ自分達の荷物に出会うことができた。


この時点で、搭乗時間まで2時間を切っていて

これで本当に間に合うかと焦り、


予約表にかかれた航空会社のカウンターへダッシュで向かった。


受付カウンターで予約を見せるも、職員の人は首をかしげて

同僚にこんなフライトある?みたいな感じで話をしてて

結局、ウチの航空会社ではなく違う航空会社だという話になった。

チケット予約表のフライトは、共同運航便というもので

ANAのカウンターへ行ってくれということで、

本当に大丈夫かと心配MAXでむかう。


もう本当に時間がない。


ANAのカウンターでは、普通に対応をしてくれたので

急いで出国カウンターへ行った。


出国審査は驚くほどスムーズに終わり、

そしてゲートまでひたすらダッシュした。


結果ぎりぎりで間に合った。半端なく疲れた。

今回の旅で一番つかれた。



しかし、ANAはいいなあ。

サービスすごくいいし、きれいだし。

毎回これで行きたいなあっておもうけれど

中々ね…


そんな感じで、一番のトラブルが飛行機にまつわることだったという

今回の旅であった。


思いつきのように決めて出発した

北極圏への旅であったが、

その後確実に私達に様々な影響を与えてくれている。
関連記事

0Comments