パイカㇻ!アイヌ!ウパシルネ! 〜春だ!アイヌだ!雪解けだ!〜
先日行われました、イチオンライブ『パイカㇻ!アイヌ!ウパシルネ! 〜春だ!アイヌだ!雪解けだ!〜』にお越しいただきましたお客様、どうもありがとうございました。
また、会場の「月見ル君想フ」のスタッフの皆さま、この縁を作っていただいた谷水千恵さん、主催の㈱ピンポイント様、ゲストで参加していただいた大熊ワタルさん、そして、大熊さんをご紹介いただいた関口さん、本当にたくさんのご協力をいただきましてありがとうございました。
今回は、初めてサラウンド音響をライブに取り入れてみました。
これはプロデューサーの磯田氏から『サラウンドでライブを聞きたいな』というリクエストをもらいまして、最初は取り入れるつもりもなかったのですが、今回はワンマンライブで共演者もないので、リハに時間をかけることができたり、準備の自由も効くということで前向きにシステムを考えました。
サラウンドに関しては、相当昔、まだバンドをやっている時に、後方のスピーカーを設置して シンセを鳴らしたりしたことはあったものの、今回のように割と本格的にやったのは初めてでした。
デジタルミキサーであれば、多分 簡単に音の振り分けができるのだと思うのですが、現在のメインミキサーがアナログであるため、エフェクト音などのルーテイングに関して、2台ミキサーを用意しなくてはいけなかったため、機材的物量が多くなり 相当負担がありました。
また操作自体も、演奏を行いながら後方スピーカーの出音をコントロールするのは 慣れるまでとても大変でした。
毎回のリハで サラウンドで練習するに付け加え LEDのライトの操作や、SEの選択など、演奏中にやることが多すぎて頭がおかしくなりそうでした。
現場では、メインミキサーからの出音が ライブハウスのPAがデジタル卓でしたので 若干のレイテンシーがあり、後方SPの方が出音が速いという 想像がつかないことも発生しましたが、フロントのスピーカーからはドライ音、後方からリバーブやディレイなどの空間系を出すことにより、音場が濁らずクリアかつ広がりのある、リッチな音空間を演出できたのではないでしょうか?
大熊さんのクラリネットのダブ処理も、エフェクト音とドライ音の出口が分かれているので、深くディレイをかけても、フレーズがはっきり聞こえる効果がありました。
総じて、初めてにしては貧弱なシステムの割にうまくやれたのではないかと思います。
PAの方にも楽しんでいただけたようで、ご苦労をかけることがなかったのが幸いでした。
今後またサラウンドをやるかどうかは、未定ですが、まあ疲れるので避けたいです。