
北極圏への旅 その8 カラショク、ラクスエルフ 北極海を望む
この日を迎える何日か前に、イナリ滞在もあと数日となったのでノルウエーのカラショクへ行こうかという案が出た。カラショクは、サーミ族の首都のような場所でここにも大きなサーミ族を知ることのできる大きな博物館があるとわかった。距離的にも思ったほど遠くはなく、120km約2時間ほどのドライブということもわかった。フィンランドからノルウエーに入る国境越えも、すごく簡単というか、何のチェックもないので、行ってみよう...
北極圏への旅 その7 イナリ4日目 聖地編
イナリ4日目にして、朝10時から出発。10時でもまだ暗いし、曇り空であまり元気もでない。昨日の天気予報では、うっすら雪が降るとのことであった。道路の状況も昨日とはちがい、結構雪がつもっているようだ。この車のタイヤは、スタッドが入っていて、全然すべらない。というか、対向車も約100kmくらいですれ違う。こちらの人にとっては、まだまだ序の口の道路の状況なのだろう。POKKAから湖方面へ行き、トナカイ用の柵を外してす...
北極圏への旅 その6 イナリ3日目 聖地へ
イナリ滞在3日目。本日は、SAJOSのガイドツアーに参加する予定で向かった。しかし、この日は、大ホールで音楽イベントが夕方からあるのでガイドツアーがないと言われた。結局月曜日にガイドツアーがあるとのことで、だったら今日も図書館で資料をあさろう!って感じで半ばやけくそになって資料を漁る。昨日とは違い、ヨイクのCDもたくさんチェックできたのでなんとなくサーミ族のイメージがつかめてきた。キラと交代でCDを聞いたり...
北極圏への旅 その5 イナリ2日目
宿泊施設の湖イナリ2日目、朝6時くらいに起きて宿泊施設の付近を散策する。気温は-2度くらいで、無茶苦茶寒いわけではないが外にいると身体が芯から冷えるのを感じる。暗闇から、空が青くなっていく様子がとても美しく、そのため、時間が許す限り景色をみていたくなる。この日は風もなかったので、無音と冷たい空気の混ざり具合が完璧すぎて、なんだか知らないがここに来てよかったと思った。宿は、セントラルヒーティングのおかげ...
北極圏への旅 その4 イナリ初日
シーダ博物館イナリは、今回の旅の目的に一つでもある先住民族サーミについて学ぶために最適の町であるとの情報をもとに訪れた。正確には、この街にあるシーダ博物館がサーミについて、学ぶことのできる唯一といっても良い場所であると考えていた。(到着前は)というのも、夏季を外したシーズンオフの時期であったのでほぼサーミに関する博物館は締まっている状態であった。このサーミ族に関して、日本を発つ前に興味があったのは...
北極圏への旅 その3 イバロ初日編
イバロ空港着後、レンタカーを借りて1日目の宿へチェックインする。イバロには、ほぼお昼に到着した。日の入りが17時頃と結構早いのであまり無理せず、様子見的な感じで一日目を計画する。レンタカーを借りる際のトラブルを結構経験しているので慎重にならざるを得ない。わからないことはしつこく聞く。また、前もって質問事項は箇条書きにしておく。車の返却方法や、ガソリンの給油についてとかもろもろ。今回借りた車は、最新のS...
北極圏への旅 その2(上海からフィンランド着編)
格安航空券で今回も行く旅。吉祥航空という、中国の航空会社で羽田を深夜1時に出発し乗り換え23時間を上海で待つという、2日くらいを犠牲にする航空券。で、初めて使う航空会社で、かつ不安一杯だらけの上海での乗り換えだったので、最初は、上海空港で23時間過ごそうと思いました。しかし、思いのほか、落ち着かない空港だったので結局仮眠後、上海をぶらつくことにしました。死んだように仮眠中ですが、実際のところ寝れない。上...

北極圏への旅 その1(準備編)
10月に新作をつくるべく北極圏へ旅しました。前回は概略でつづりましたので、今回からは日記的に振り返ってみたいと思います。そもそもの今回の旅の発端は、ベルギーツアーを終え、また京都でのイベントも終わりなんとなく一区切りついたような感覚が自分達にありました。それで、今後どのような方向で活動をしようかと考えました。今年は占星術的な星回りでは、ジュピターイヤーという冒険、無理目な挑戦や海外などがキーワードの...